「お前が休んだから、お菓子を食べてる暇なんてないよ」
-お土産:フランス有名店のマドレーヌ
他の同僚は普通に喜んでくれましたが、上司が駄目でした。最悪ですよ。俺はただ会社で決められてる暦通りの休みにプラスして有給休暇を取っただけなのに……行ってきたのはフランスです。休みを取らせて貰う時も頭を下げて、休みを取った後も頭を下げてって、何かおかしくありませんか?
こっちもこっちで多少は皆に悪いなーと思って、そこそこ値段の張るマドレーヌをフランスで買ってたんですよ。しかも部署全員分。もう辞めてやろうと思っています。
(30代男性:IT)
「いらないから他の人にあげて」
-地元で有名なお煎餅
皆好みが違うから、これは仕方のないことなのかもしれないけど、言い方ってもんがあるでしょ。とりあえず、貰っておいてから他の同僚にあげるなり、持って帰って家族にあげるなりすれば良いと思うんです。
このお煎餅は人気でなかなか手に入らないから、皆喜ぶかなぁなんて思っていた自分が恥ずかしいですね。実家に帰省していたので、友達から沢山リサーチして選んだのに……もうどこ行くのにも黙っていた方がいいですね。たとえ、実家でも何も買ってこなかったら、買ってこなかったで文句を言うでしょうから、こういう人は。
(30代女性:商社)
【現実社会へのリハビリ?】
ゴールデンウィーク中に旅行に出かける人は多いが、帰ってきた後には相当な現実とのギャップが待ち受けている。会社の人へお土産を買う人という行為は、そうしたギャップを埋めるためのリハビリ的な側面もあるのではないだろうか?
「うちの会社はそういう媚を売る必要ないよ」
-お土産:クッキーっぽい何か
たとえもしそうだとしても、そんなことを言う必要があったんでしょうかね。他の方々は渡す時に「どこに行ってきたの?」って聞いてくれたのに。会社の教育係の男性ですが、意味がわかりませんでした。
言い回しも何だか恰好つけているみたいな感じでした。こんなこと言っても何もならないのに、少なくとも貴方に媚を売っているわけではありませんって言ってやりたかったけど、まだ新人ですもんね。早く偉くなって、アイツに媚を売らせてから一蹴してやりたいです。
(20代女性:建築)
「いいから早く仕事して」
-お土産:東京駅で売っている定番みやげ
ゴールデンウィークはずっと家でグータラしていただけで何処にも行かなかったのですが、やっぱり何かお土産あった方がいいのかなぁと思って、自主的に買ってきました。会社は東京駅近くにあるので、休み明けの出勤前の朝に無事購入できましたよ。朝が早いということもあって、まだやってないお土産屋さんが多かったですね。
「一応、どこか行ってきたの?」と皆さん聞いてはくれましたが、「どこも行っていません」と答えると、皆さんきょとんとしていました。何処かに行かないとお土産を買ってきてはいけないなんてルールはないはずなのに、反応が悪かったのは残念です。「いいから早く仕事して」の一言は、隣の席の事務の女性に冷たく言われました。「余ってるからもう一つ食べる?」って聞いたのが良くなかったのかもしれません。ウケ狙いしちゃダメですね。
(20代男性:IT)
皆さんも、このゴールデンウィーク明けに、何かしらのお土産を同僚から貰ったのではないだろうか?
貰ったついでにお土産に関する土産話を聞くだけでも、ささやかなコミュニケーションにはなる。こにに登場した理不尽な人物たちのような態度を取り、お土産ひとつで人間関係を壊してしまうのは、余りにも馬鹿馬鹿しい話だ。
ただ「ありがとう」と言うだけで済む話を、あえてややこしくする人間が存在しているのは残念ではあるが、少なくともこれを読んでいる皆様は、そうではないと信じている。
たとえ、鼻息で土産の信玄餅のきな粉をキーボードの上に吹き飛ばしてしまったとしても、満面の笑みで「お土産ごちそうさま」と言えるのが、真の大人というものなのではないだろうか?