息子から貰ったパスケースに思わず涙
(お父さん48歳・息子さん16歳)
反抗期に入ってからは一言も口をきいてなかったような一人息子なのですが、高校に入ったぐらいから、ほんの少しだけ反応するようになってくれまして……と言っても「おはよう」とか「うん」とか程度なんですがね。
だから今年も父の日に期待はしていなかったんです。いや、すっかり忘れていたと言った方がいいでしょう。だけど、今年はあったんですよ。帰ってきたらプレゼントがテーブルの上に置いてありました。『お父さんへ』って息子の字の手紙付きで……
それ以外は何にも書いてない手紙でしたが、「あぁ、そういえば今日は父の日だったんだ」って思い出しましたよ。熱いものが込み上げてきて、ほんの少し泣きましたね。中身はパスケースで、私が小汚いものを使い続けているのを何処かでみたのかもしれません。
後で妻に聞いたら、「バイト代入ったからだってよ」と嬉しそうな顔で教えてくれました。今年2年生で来年大学受験ですが、もう大人になってしまったんだなぁと感慨深いものがありましたね。
口に出しては言わないが、お父さんは『父の日』を実は楽しみにしていたりするもの。取りあえず、何かあげよう。
『た』の数が2文字少ない肩たたき券
(お父さん29歳・娘さん6歳)
今年が父の日プレゼントデビューでした。ええ、貰いましたよ。
『かたきけん』
たぶん普通に『かたたきけん』の書き間違えだとは思いますが、私に何かあった時のためにこの「かたき券」は大事に取っておいて、ここぞという時は仇を取って貰おうと思います(笑)
あこがれのプレゼント
(お父さん42歳・娘さん14歳)
今年も何も貰える気配がなかったので、「今日何の日か知ってる?」と娘に尋ねたら「知ってる」と回答が来ました。
「じゃあプレゼント今年はあるんだ!」と一瞬喜んだら、「何言ってんの?父の日は父になれたことを子供に感謝する日のことでしょ!そっちが用意して欲しいぐらいだよ」と言われました。
今年の母の日は違ったのになぁ……
この記事のために取材したお父さんの総サンプル数は20人。どれも「流石父よ、広い背中よ」と言わんばかりの感想の数々であったが、スペースとか全部は大変だとかの都合上、今回は一部のみをご紹介させて頂いたことをご理解頂きたい。
それでは締めに来年の父の日に向けて、日本のお父さん達へ。
目指せ!市場規模、母の日越え!!!!