選考に来る学生の三分の一ぐらいはスマホですね

食品メーカー人事部Ｂさんの意見～

そういう営業さん確かに最近多いですね。私たちの若い頃じゃ考えられなかったですが、今はそれが普通なのかもしれません。時計までもってないのは少しやり過ぎかなと思いますがね。時間を確認する度にいちいちボタンを押さないといけないので、話がスムーズにいってないなと思う時があります。

と、個人的な感想はこんなところなんですが、人事の採用面接では別です。採用基準にそういった要素が入っていますので、特に新卒の選考ではチェックします。「選考の候補日を今からお伝えします」なんて言って手帳を出させると、三分の一ぐらいはスマホですね。

それで落とすというほどのものではないですが、スマホを手帳代わりに使うのを嫌がるお客さんもいるというのを感覚的に理解しているか、していないかは、うちの会社の営業系の仕事では一つの適性の基準になると思っています。

手書きってなくしたらそれで終わりじゃないですか？

システム系IT企業総務部Ｃさん

むしろ、手書きの手帳の方が嫌ですね。うちのスケジュール管理ソフトを使っているはずの営業マンが手書きの手帳を使っていたりすると、わかってないなーと思います。

手書きってなくしたらそれで終わりじゃないですか。より便利で紛失リスクが回避できるものがあるなら、そっちを使いましょうよって話です。

自分がお客さんの時は別に気にしない

信用金庫副支店長Ｄさんの意見～

信用金庫はなんだかんだ紙の文化が根強いんだよね。デジタルデータにすると、流出するのが怖いってのがどうしてもあって。あとはお金自体が紙だからかな（笑）内勤の従業員にはうるさく言わないけど、外回りがある子達には手書きの手帳を持てって言ってるよ。

それで、社内に戻ってからＰＣにスケジュール入力させる。大事なデータ入れたスマホ落とされちゃうとえらいことだからね。自分がお客さんの時は別に気にしないけど、もし落としたら大変そうだなぁとは思うかも。会社によるとは思うけど、情報量が手帳とは桁違いじゃない？スマホって。

そんな営業マンが来たら相手にしない

居酒屋チェーン本部Ｅさんの意見～

ダメですよ。客先は手書きで記入。スマホは一切ダメです。そんな営業マンが来たら相手にしないですね。客商売の基本がわかってないですから。こっちは注文伝票を電子化したのだって心苦しかったぐらいなんです。デジタルには真心ってもんがありません。