2016/01
今年も沢山の初詣客でにぎわった有名神社。一時間、二時間待ちは当たり前の世界で、むしろそれぐらいで済んだだけで今年は幸先が良いとも言えそうである。
待ちに待った先では正味2分ほどの時間を使い、賽銭投げと二礼二拍手一礼。その様子は、さながら激混みの大学病院で診察を受ける時のようである。そんな日本固有の文化初詣であるが、ここに新たに超理論を提唱する男性が現れた。
男の名は島崎 真さん(29)
大学で数学科に在籍していた彼は、以前から初詣に対して一つの疑念を抱いていており、ついにひとつの仮説にたどり着いたのだという。
「お参りする人の数が少ない神社よりも、お参りする人の数が少ない神社の方がご利益を受けやすい」
あまり数学科での勉強とは関係が無さそうな理論であるが、なるほどと頷けるところがないわけではない。詳しく話を伺ってみた。
いつも思っていたんです。初詣でどれだけお願いしても、なかなか願いごとをかなえて貰えないのはなんでだろうって。
一浪して入った大学では一留してしまったし、どんなにお願いしても彼女はできませんでした。就職活動では内定は一社とれたものの、第一志望群は全滅。 社会人になってからは毎年結婚をお願いしていますが、彼女すら出来る気配がありません。
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