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長財布と5千円

缶ジュースを買うのにも躊躇する!?お小遣い15000円生活の悲哀

2016/10

東京は丸の内のオフィスビルの大手企業で働くAさん(30代後半:男性)は、今日もランチタイムにパソコンの前でおにぎりをほうばる。コンビニで買ったものではない。炊飯ジャーに余っていたご飯を利用して、今朝自分で作ってきたものだ。

昨晩はおかずが余らなかったため、昼食らしい昼食はこのおにぎりだけ。奥さんの目を盗むようにして、少しだけラップに包んできた沢庵の塩味が染みる。

月のお小遣い15000円……彼の手取り月収の5%にも満たない金額だ。しかも昼食代も込み。彼が家から持って行って良いのは、晩御飯に残り物が出た時だけ。ただ、お米に関してだけは嫁さんに直談判したことで、常に大目に炊いて貰えることになった。ほんの少しだけ生活が潤う。ありがたかった。

「購入したマンションのローンもありますから、これぐらいの我慢は仕方がないです。自分で決めたことですからね」

Aさんは居酒屋でご馳走したビールをあおりながら、悲しそうに微笑んだ。聞けば、つい気が大きくなって、予定よりもワングレード上のマンションを購入してしまい、生活が厳しくなってしまったのだという。

「仕事が終わった後、今日のように飲みに行くのなんてとんでもないですね。同僚達には体のせいであまり酒が飲めなくなったことにしています。独身の頃が懐かしくないと言ったら嘘になりますが、新築の綺麗なマンションに住めて、嫁さんも喜んでいますから後悔はありません」

ローンに生活が圧迫される典型的な例のように思えるが、それほど高いマンションを購入してしまったのだろうか?

「月のローン返済が13万円ほどあります。私の月の手取りの3分の1ぐらいの金額だったので、子供もいないし、これなら勢いでイケると思ってしまいました。もしものために貯金などもしないといけなかったのを、舞い上がって、すっかり失念していたんだと思います」

子供がいない夫婦で共働きであれば、何とかなりそうな返済金額のような気もするが、何か他に特別な事情があるのかもしれない。

※この記事の掲載画像は全てイメージ画像です。
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by newsassort編集部

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