第9位『文房具』
行く途中のコンビニで買えばいいだけの話なんですが、営業先に辿り着いてから気が付くことが多いのでね。出費としても自分のミスなので痛いですよ。経費申請なんて出来ませんから。感覚的にはもっとも忘れたことがあるカテゴリだと思います。何とかなるから油断しちゃうんですよね。おかげ様でメモ帳やボールペンなしで商談を終える技術が身についたぐらいです。
第8位『腕時計』
電卓と同じでスマホを見れば良いんですが、これは流石の私も着けおいた方が良い派に属しています。特にお偉いさんは思った以上に腕時計信者が多いですから。ちらちらスマホを見てると印象が悪いのもありますが、それ以上に怖いのは「何か会社であったの?急いでるの?」と思われてしまって、商談が早めに切り上げられることです。新規だと絶対ダメですね。ただ、私ぐらいになると鍛え上げられた体内時計で何とでもなります。
第7位『ネクタイ』
これね。信じられないかもしれないですけど、結構忘れるんですよ。クールビズの時とかは特に注意ですね。あとは、冬でもネクタイを外して社内で事務処理をしている最中に、急に呼び出しがかかったりなんかする時もヤバいです。営業先が理解があるところならいいけど、ムッとした感じになる担当者はそこそこいますね。途中で気が付いても、コンビニじゃなかなか売ってないのもネックです。
第6位『スマートフォン』
ほぼ全ての代用になる凄いヤツです。これさえあれば、何とかなると言っても言いすぎじゃないんじゃないかな。忘れると地図も見られないので、初めての訪問先はメチャクチャテンパリます。と、1位にしたくなるところですが、逆に言えば、他が揃っていれば絶対的に必要だとは言えないので……連絡先の交換も名刺でしますからね。普通。上司への報告も帰社してからすれば良いだけです。スマホへの甘えを無くす意味でも6位としました。どっちかというと、忘れるより失くすことの方が多いものですしね。
【忘れた時はダッシュ!】
取引先への出発後でも間に合うものなら、ダッシュして会社に取りに帰るのは当たり前だ。しかし、オフィス街をスーツ姿で駆け抜ける姿は非常に目立つ。あまりに頻繁なら、その界隈で変なあだ名が付けられるぐらいは覚悟した方が良いかもしれない。「韋駄天」とか「飛脚」とか。
第5位『名刺入れ』
中身の名刺も含まれます。忘れると非常に気まずいです。保険にスマホでの名刺機能を使える設定にはしていますが、だいたいは相手が使えません。名刺入れを座布団にする文化も根強くて、直接テーブルの上に置くとしかめっ面をするお客もいます。スーツのポケットは入れてるつもりでも、知らない間にどこかに置いてしまっていることがあるので、鞄にも予備の名刺入れを入れておくと保険になります。流石の私も鞄を忘れたことはありませんから。でも、持って行く鞄を間違え、名刺入れが入っているスーツを間違えるバージョンはすでに経験しています。人間忘れ物をするときはどんなに対策を練っても、忘れ物をしてしまうもんです。
第4位『財布・お金』
気付いた時に速攻で戻れば何とかなることがほとんどですが、駅の改札らへんで気が付くと大ピンチです。社会人としてどうしようもなくなってしまいます。対策としては、またしてもスマホと関わりのある話になってしまって申し訳ないですが、可能であれば保険におサイフケータイ等を搭載しておくと良いでしょう。因みに私は靴の中敷きの下に5千円札を忍ばせています。まるで中学生のかつあげ対策ですね。
第3位『営業資料』
これがないと新規の場合100%「何しに来たの?」って感じになります。机の上に積んだだけで、鞄に入れたつもりになったことが多いですね。新規はちょっと資料(※)なしでは乗り切るのも難しいです。せっかく話に乗ってきても「資料はありません」ではほぼダメになります。一枚もなければ、私は正直に謝ってしまう派ですね。一枚でもそれらしきものがあれば何とかしますが……初心者には難易度が高いです。
※プレゼンに必要なPCやタブレット、接続コードなんかも営業資料に含まれるとのこと。
第2位『契約書・印鑑』
私が言うのもアレですが、営業は契約を取ってくるのが全てです。どんな忘れ物をしたとしても、契約さえ取ってくれば(自分の会社からは)全てが許されます。そういう社内評価の大逆転が可能な代物を忘れてはいけません。そこで決めなければ、相手の気が変わる可能性だってあります。と、そんなことを言いつつ1度忘れたことがありますが、無事契約になりました。その時使った必殺技は「気が付いた瞬間に速攻で素直に謝って取りに帰る」です。少しでも相手の時間を無駄にしてはいけません。ごまかしたって、手元に契約書がなければ、どうにもならないんですから。
第1位『自分』(アポイント)
ギャグではありません。本当に忘れることがあるのです。アポイントそのものを。営業マンである自分を持って行くのを忘れてしまったら、おしまいです。新規ならほぼ契約は不可能でしょう。気づいた時点で謝罪するという点では、第2位で紹介したスーパー当たり前な必殺技も使えなくはないですが、それこそ申し訳程度の効果しか期待できません。アポイントは絶対に忘れてはいけません。私もおしまいでした。この忘れ物は営業マンとして自社からもおしまいの告知がされる場合さえあるので、本当に気をつけて下さい。
今回ランキングの作成に協力して頂いたこの営業マン……気になる営業成績を聞いてみると、全国でトップクラスだというから営業活動というのはわからない。とはいえ、それが忘れ物をしていい理由にはならないので、健全なる営業マンの皆様は、上記のランキングを参考に引き続き忘れ物にはご注意を。