100玉投入口を詰まらせる馬鹿出現(35歳:男性)
10円玉で回そうとしたり、砂を詰めたりする馬鹿が結構いて、欲しいものがあるのに困ったのを覚えていますね。噛み終わったガムが入っていて、100円玉を入れても回らないこともありました。
あと投入口が錆びちゃって、使いものにならなくなるという事態にもかなり遭遇しましたね。駄菓子屋のおばちゃんとかは大変そうでした。その分ガチャガチャの商品内容が安っぽかったってのはありますがね。元取れてたんですかね?
マシーン前面で紹介されている商品がほとんど入っていない(31歳:男性)
今と同じようにガチャガチャ本体の前面にチラシのようなものが入っていて、カプセルの中に入っているものを宣伝しているのですが、入っているのはハズレばかりで、そこで紹介されているものは2、3個しか入っていないってタイプのものが多かったですね。
本体の横の透明になっているところから覗けば、ハズレが入っているのは一目瞭然何ですが、小学生ぐらいじゃ最初は気づきませんよ。完全に初見殺しです。
でも、その本体前面で紹介している商品がなかなか男心をくすぐる商品でして……ハズレがあると分かってからも結局ハマちゃうんですよね。え?ハズレはどんなのかって?今思い出してもキレたくなるぐらい、要らないものばかりでしたよ。謎のキャラクターのバッジとか。ホルダー部分までプラスチックで出来たキーホルダーとか。
お年玉を使って(子供だけど)大人買い(33歳:男性)
ガンケシ(ガンダム消しゴム)で、どうしても欲しいガンダムがいたので、お年玉を全部使って大人買いしました。両親はあきれてましたね。いらないもの買ってきてって。でも、当時の自分にとっては重要だったんですよね。どうしても欲しかった。
手に入れた後は結構どうでもよくなるんですけど、その日一日は幸せで。今、息子がいるんですけど、同じようなことをやってますね。血は争えないです。ちなみに私は今も当時の性格が抜けずに、ネットゲームのガチャにハマっています。お小遣いの範囲ですけど、嫁さんはあきれ顔です。
近年はハズレがないタイプが主流。 一回あたりの金額も商品によって異なります。ちなみに今の100円~200円の商品ですと、そのクオリティは昔の当たりレベルです。
当たりの商品にさえも騙される(32歳:男性)
ハズレ付きのガチャガチャには何度も騙されて、もうやらないって決めてたんですけど、凄いのが出たんです。忘れもしません。アタリの商品が『うそ発見器』。凄いでしょ?もう胸がときめいてしまって、親に「どうしても欲しいガチャガチャがある」と言って誕生日プレゼントを前借りさせて貰って、大勝負しました。いくらぐらいかかったかなぁ。ハッキリとは覚えてないけど、少なくとも3千円はかかったと思います。
そして、運よく当たったんです!胸をときめかせてカプセルから取り出して中身を確認しましたよ。
でも、このアタリであるはずのこの嘘発見器の仕組みはまさに子供だましでした。表面の指を乗せる部分に明らかにシールな銀紙が貼ってあるんです。それでも、まだ騙されたとは思えなくて、何か凄い技術があるんじゃないかと、説明書を読みました。
すると、こう書いてあったんです。
『相手が嘘だと思ったら、裏面あるボタンを押してね!ブザーが鳴るよ!」
裏に小さなボタンがあるのは、すでに確認していましたが、電源ボタンか何かだと……泣きましたね。冷静に考えれば、ガチャガチャで嘘発見器が手に入るなんてありえませんけど、当時は色々ときつかったです。
家に帰って親父に報告したら、「そのガチャガチャの嘘が発見できたじゃん」と笑っていたのを覚えています。そういうのはいらないです。
それぞれに大人になった今も、忘れられない懐かしい思い出が皆さんあったようです。若干、悲しい思い出が多かったようではありますが、話をされている最中は終始恥ずかしそうな笑みを浮かべていたのが印象的でした。
この分だと現代の子供達が大人になった時も、素敵な話が聞けそうです。昔の方が大変だったという感想は世の常ですから。きっと今の子供達も、今の子供達なりのガチャガチャに対する思いがあることでしょう。
さぁ、思い出と共に今日も張り切って回していきましょうね。
あ、開けた後のカプセルは、きちんと空きカプセル箱に入れなきゃダメですよ!