新入社員は自分一人の小さな会社なので、皆私のことを知っていて、お酌回りする度に軽めのダメだしが始まりました。なんで、酒の席でそんなこと言われなきゃいけないのかワケがわかりません。いらないです。(建築資材:男性)
挨拶がてらお酌回りに行った時は会話になる人はあまりいなくて、むしろ私にお酌をしに来てくれた先輩社員の方々との方が話が盛り上がりましたね。何を話したのかは覚えてませんが。うーん、もっと適当でいいんじゃないですかね。向こうもゆっくり飲みたいだろうし。(派遣会社:女性)
お酌回られ側(※既存社員の意見)
新入社員だから仕方ないけど、皆会話が下手くそですね。せっかくお酌をしに来てくれても、無言のままだとこっちもどうしていいか分かりません。あれじゃ、お客さんの接待の時どうするんだって、思っちゃいますよ。でも、これも訓練ですから。(不動産賃貸:男性)
新入社員のお酌回りって、相手するのが面倒なので、私はいらないって思うんですよね。営業事務やってるんですが、企画部に配属予定の子に挨拶されても、覚えてられないですよ。回りたい子は自分の関連部署の人にだけやればいいんじゃないでしょうか?あと全然違う話かもしれませんが、グラスに注ぐタイミングをじっと伺うのも辞めて欲しいです。注ぎ忘れると、先輩社員に新入社員が怒られちゃうから、気を使って自分のペースで飲めなくなります。自分で注ぎたいです。(証券:女性)
弊社は別にお酌回りになんて行かなくていいってスタンスなんですが、それでも来ますね。気合が入った表情で「顔を覚えて頂きにきました」って。もう忘れました。半強制的なところは可哀そうですよね。プライベートな時間の上に、歓迎会なのに疲れさせられて。(IT:男性)
納会なんかでは僕ら既存の社員も回りに行きますけど、それは業務上お世話になったことがあったりして、ある程度知り合った中ですからね。新入社員がそれをやるのはキツイですよ。営業部に配属の子とかだと「営業なんだから顔を売ってこーい」なんて言われて、一斉に来ますが、それはちょっと営業とは関係ないんじゃないかって思います。(出版:男性)
先輩方に挨拶しに行くってのは、業務を円滑に進めていく上でも大事なことなんじゃないでしょうか?新入社員なんて覚えて貰ってなんぼですからね。歓迎会はそういう使える(きちんと挨拶が出来る)社員を見極める場でもあるんですから、もっと頑張って欲しいです。会話にならない新人が多すぎます。(メーカー:男性)
こうして伺った内容を並べてみると、ハッキリ言ってほとんど意味はなさそうです。お酌回りをする新入社員達に対しての回られ側からの同情的な意見も見受けられます。
最近、ノミニケーションを拒む若手社員が増えているといった話題がよく上りますが、今回の取材で彼らの気持ちが少しわかるような気がしました。
歓迎会なんだから、普通に歓迎してあげれば良いのに……
組織の仲間同士での挨拶はもちろん重要ですが、今も根強く残るこの文化。皆さんはどう思われますか?